工事のこと
建設機械「締固編」小型締固機械
土木工事をする上で、とても大切なことの一つに「締固め」という作業があります。
土をしっかり固め、土の密度を高くするという目的の為に行う作業のことです。
今回は、締固め作業に必要な小型の建設機械を紹介したいと思います。
1.ランマ・タンパ
機械をジャンプさせ、その落下時の力で締め固めを行う機械です。
主に、掘削面の埋め戻し時、埋め戻し材の締め固めを行う時に使用します。
私も、少しさわらせていもらったことがあるのですが、素人が力任せに使用すると、ランマがジャンプした衝撃で、首がガクガクしてしまい、首がやられました。
扱いのコツは、しっかり機械のグリップは持つのですが、腕には力を入れずに、機械の衝撃力は逃がすように扱うことです。
2.プレートコンパクタ
機械の細かな振動によって締め固めを行う機械です。
主に、路盤材の不陸整正(デコボコの解消)やアスファルト舗装の締め固めを行う為に使用します。
こちらを使用する際の注意点は、タンパはほっとくと勝手に進みます、よって機械から手を離さないことが大切です。
3.振動ローラー
振動+自重で締め固めを行う機械です。
現場で見ると、機械音は「ダダダダダ」という音なんですけど機械が振動している様子がなく、どうやって振動を起こしているのか不思議な機械です。
ウィキペティアで調べてみると、≪鉄輪や機体に起振装置を取り付け、それによって生じる機動力で締め固めの効果をあげようよする・・・≫と書いてあります。
良く分かりません、今度聞いてみようと思います。
これを前進、後進と自由自在に扱っている職人さんは、個人的にカッコ良く見えます。
締め固めをしっかり行っていないと、舗装復旧し、その後、車に踏まれた時、重さで復旧面がへこんでしまい大変危険です。
土木工事も日々の生活、仕事も足元をまず、しっかり固めることが大切なのですね。